Photoshop新バージョンは写真上のフォントを検索できる「マッチフォント」機能も
2020年06月16日 22時01分更新
アドビは、Adobe Creative Cloud製品群のアップデートについて発表しました。新バージョンの各種アプリケーションでは、Photoshopの「被写体を認識」機能で、人物の髪の毛の境界線が正確に認識されるようになったり、Frescoで「マルチカラースポイト」が実装され、複数色が混ざった混合ブラシを簡単に作成できたりするなど、数多くのアップデートが加えられています。
Adobe製品群における最近の傾向としては、新型コロナ禍を踏まえ利用率の向上が見られたといいます。例えば、同社によるとクリエーター向けのSNSである「Behance」では、利用者数が2100万人を超え、グローバルでかつてない盛り上がりを見せているとのこと。こうした傾向を踏まえ、製品内に表示されるチュートリアルも強化されていることもアピールされました。
また、製品の新機能については、共同編集機能を搭載したり、モバイル端末向けの製品でも同社のAIプラットフォームである「Adobe Sensei」を活用した自動化を進めたりするなど、昨年のAdobe MAX 2019で意識された取り組みの延長に位置するアップデートが多くみられました。以下、具体的な製品の代表的なアップデートを列挙します。
「Photoshop」は「被写体を選択」で髪をきれいに選択できるように
まずは30周年を迎えたPhotoshopでは、「Adobe Fonts」との連携が強化されています。例えば、従来Illustratorなどからファイルを連携したときに、フォントが使えない状態ではアラートが表示されました。これがアップデートにより、Adobe Fontsに関しては手動でのアクティベーションを必要とせず、自動で連携するようになります。
また、写真などに記載されたフォントを検索できる「マッチフォント」機能にも改良が加わり、Adobe Fontsにある候補を含めて似ているフォントがリストアップされるようになります。
自動でオブジェクトを認識する「被写体を選択」も強化されます。新バージョンからは、ポートレートとして人物を自動的に抽出する際に髪の毛の輪郭が、より精細に選択されるようになります。
手動で扱う機能としては、レイヤースタイルのなかにある「パターンオーバーレイ」の模様で角度を調整できるようになります。例えば、オブジェクトにストライプのパターンや写真を適用したときに、その向きを調整できるとのこと。
「Illustrator」は巨大なアートボードを作成可能に
Illustratorでは、モバイル向けの製品の登場が近いことを踏まえ、クラウドドキュメントに対応します。これによりバージョン履歴表示が可能になり、過去作った別バージョンのファイルに復帰するような操作が行いやすくなるとのこと。
また、従来は5×5m程度までのアートボードしかつくれなかったが、新バージョンでは50x50mまでの作成に対応し、大きなサイネージなどに適用するコンテンツを1/1スケールで作れるようになります。
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2020-06-16 13:01:00Z
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