Senin, 03 Agustus 2020

Marshall Embertonレビュー:見た目もサウンドも美しき、マーシャルの防水Bluetoothスピーカー! - ギズモード・ジャパン

他社のスピーカーと比べても、このルックスはレベチ。

スピーカーの名門Marshall(マーシャル)から、手のひらサイズのBluetoothスピーカーが登場しました。実際に使ってみてどうなのか、米Gizmodoがレビューしています。


マーシャルの特別さはどこにあるのか。ひとつは、彼らがとっても美しいデバイスを作ること。一般的に、Bluetoothスピーカーは便利ですが、家のインテリアと並べると不格好に見えるモデルも少なくありません。それと比べ「Marshall Emberton」は、家のなかの目につくところに置いておきたくなる美しさです。

もちろん、スピーカーにおいて最も重要なのはサウンド。これに関しては、マーシャルがこのミニチュアなサイズにうまいこと豊かな音質を実現させたのがわかります。

さて、我が家のマーシャル歴は、初代の「Marshall Stockwell 」スピーカーに始まり、数年前からは「Stockwell II」モデルを使っています。いずれも長く使えるのはうれしい反面、やはり高価で、動かすにも重たいのが難点でした。

一方で今回レビューする「Emberton」はポータブルなうえに、価格も150ドル(約1万5900円)と、同社のBluetoothスピーカー製品ラインの中で最も手ごろな価格です。

Marshall Emberton

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Photo: Catie Keck/Gizmodo

これは何:ポータブルな防水Bluetoothスピーカー。

いくら?:150ドル(約1万5900円)。

好きなところ:手のひらくらいの小ささなのに、豊かな音質が期待できる。耐久性よし。インテリアとしてもナイス!

好きじゃないところ:起動音の凄まじいところ。スピーカーフォン非対応なところ。

小さいながらしっかりしてる!

パッケージを開封したときに驚いたのが、このスピーカーの小さいこと。ほぼ、わたしの手の長さと同じくらいで、画像よりも小さく見えたんです。

約700gという重量は、マーシャルのBluetoothスピーカーのなかで(同価格帯のUxbridge Voiceと並んで)2番目に手ごろな200ドル(約2万1200円)のStockwell IIよりも1kg以上軽いことになります。

スピーカー上部には、電源、音量、トラッキングをコントロールできるボタンが中央にあり、左側にはBluetooth接続用のボタン、右側にはバッテリー充電の長さを示すライトがあります。充電に関してはUSB-Cケーブル付属で、デバイスの右側にポートがついています。

このスピーカーの評価すべきは、家の外でもかなりの摩耗に耐えられるであろうこと。マーシャルのBluetoothスピーカーのなかでも最も頑丈で、IPX7の防水性能も備えています。これは、最大およそ1mの水中に30分間水没しても問題ないということになります。

こんなに美しくて高価なスピーカーを誰が水の中に落とす? って思うかもしれませんが、たとえばお風呂場やプールサイドでも安心して使えるのはうれしいですよね。

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Photo: Catie Keck/Gizmodo

機能性はいかに?

もうひとつ、ポータブルスピーカーとしてEmbertonが頼もしいのは、1度の充電で最大20時間再生が可能なこと。他社モデルと比べてみると、Ultimate EarsのBoom 3(150ドル=約1万5900円)は1度の充電で15時間持続、 Bose SoundLink Color II(130ドル=約1万3800円)は8時間、Bose SoundLink Revolve (200ドル=約2万1200円)は最大12時間となっています。

しかもマーシャルいわく、このEmbertonは充電時間20分にして最大5時間の再生が可能とのこと。充電しわすれたときでも、出かける前にサクッとコンセントに差しておけばある程度は持ってくれるというのは結構便利ですよね。

スピーカーはBluetooth 5.0テクノロジー使用で、接続範囲は約9m。我が家の端から端までスマホを持ちながら移動しても問題ありませんでした。一方、マイクがないためスピーカーホン非対応にはなっていますが、これに関しては私を含めてさほど重要じゃないと思う人も多いのでは?

音質に関しては、Stockwell IIの低音や鋭い高音にはかなわないかもしれませんが、約15cmというサイズの小ささからは想像できないほど豊か。もっと大きなスピーカーシステムで聞いているような感覚になります。マーシャルいわく、これは360度スピーカーなのだとか。ボリュームを上げても安定していますが、マックスにすると低音が弱まる印象でした。

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Photo: Catie Keck/Gizmodo

さて、気になった部分もいくつかあります。ひとつは、起動音のメタリックギターのリフ。広報担当者によれば、これはマーシャル製品で共通したものなのだとか(Stockwellはもっとよいサウンドでしたが…)。

それから中央のボタンも、気をつけなければ曲の停止と電源、スキップを押し間違えてしまいそうになるので要注意。でも、Spotifyの音楽を再生するのに、スマホからコントロールしているといったような場合にはこのような煩わしさもないかと思います。

最後に、いま出回っているBluetoothスピーカーのなかには、Embertonと同じくらい良質なサウンドで、ちょっぴり安価に手に入るものもいくつかあるかもしれません。でも、もしインテリアの一部としても美しく、機能的で頑丈なモデルを探しているという人は、Embertonは検討する価値アリですよ。

まとめ

・マーシャルの製品ラインのなかで、Embertonは現在最も安く手に入るBluetoothスピーカー。

・スピーカーフォン非サポートで、起動音は好きになれないけど、これらはすべてEmbertonだけでなく、マーシャル製品に共通して言えること。

・同社スピーカーのなかでも頑丈で、防水性にも優れているので外出先でも便利。

・音質は、豊かなトーンと重低音が魅力。

・他社製Bluetoothスピーカーと比べて少し高価ではあるものの、Embertonのエレガントさやスタイリッシュさは格別!

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2020-08-03 12:00:00Z
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