アイ・オー・データ機器は2月1日、ポータブルゲーミングPC用ドック「US3C-GCHD/HN」を発表した。発売は3月下旬からで、価格はオープンプライスで、想定売価は7,980円)。実機の先行体験会に参加してきたので、その様子をレポートする。
ポータブルゲーミングPCをUSB Type-Cで接続できる汎用ドック
最近、Valveの「Steam Deck」やASUSの「ROG Ally」、レノボの「Region Go」といったNintendo Switchのような外観のポータブルゲーミングPCが続々と発売され、人気を集めている。ポータブルゲーミングPCは本来、単体で持ち歩いてゲームをプレイするための製品だが、自宅ではゲーミングキーボードやゲーミングマウス、モニター、ヘッドセットなどを接続して大画面で快適にゲームをプレイしたいという人も多いだろう。
ポータブルゲーミングPCには、映像出力に対応したUSB Type-C端子などが用意されているので、外部モニターに出力してゲームをプレイすることは可能だが、サイズの制限からインターフェースの数が足りず、モニターとゲーミングキーボード、ゲーミングマウスなどを同時に本体に接続することはできない。
アイ・オーが発表した「US3C-GCHD/HN」は、ポータブルゲーミングPCとU3B Type-Cケーブル1本で接続するだけで、そうしたゲーミングデバイスへの同時接続が可能になるドックだ。利用できるインターフェースは、電源接続用USB Type-CとHDMI出力、有線LAN、USB Type-A×2、USB Type-Cの6つで、ゲーミングキーボードとゲーミングマウス、ゲーミングモニターを繋いで、ネットへの接続も有線経由で行なうことが可能になる。利用イメージとしては、Nintendo Switchのドックに近いが、Switchのように接続端子が底面にある専用ドックではないので、ドックに乗せただけで使えるようになるのではなく、ドックに乗せてから、USB Type-Cケーブルを、ポータブルゲーミングPCのUSB Type-Cに接続する必要がある。
その代わり、汎用性が高く、基本的にはDisplayPort Altモード対応のUSB Type-C端子を備えたポータブルゲーミングPCならなんでも利用可能であり、モバイルノートPCと組み合わせても利用できる(サイズ的にドックの上に乗せて使うのは無理だが)。アイ・オー・データ機器では、Steam DeckやROG Ally、Region Goなどの大手メーカー製のポータブルゲーミングPCでの動作確認を行なっているが、それ以外のポータブルゲーミングPCでの利用はユーザーの自己責任となる。
HDMI出力ではフルHD/最大240Hz、4K/最大60Hzの出力が可能だ(リフレッシュレートなどは接続するポータブルゲーミングPCの性能に左右される)。また、PD給電は最大100Wまで対応しているが、基本的にはポータブルゲーミングPC付属のACアダプターを利用すれば大丈夫だ。
ただし、US3C-GCHD/HN本体が10Wの電力を消費するため、ポータブルゲーミングPCに供給される電力は、ACアダプターの仕様から10W引いた値となる。例えば、Steam Deckに付属のACアダプターは45W仕様だが、US3C-GCHD/HNに接続すると35WでSteam Deckに給電されることなる。もちろん、35W給電になっても動作は問題なく、ゲームをプレイしながら内蔵バッテリーを充電することも可能だ(充電にかかる時間は多少長くなる)。また、US3C-GCHD/HNを接続すれば、有線LANを利用できるようになるため、通信の安定性が向上することも利点だ。ポータブルゲーミングPCを自宅でもフルに活用したいという人におすすめしたい製品である。
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2024-02-01 10:46:46Z
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