声色を優先するか。ヘッドホンに見える見た目を重視するか。
オーディオ機器メーカーゆえの発想というべきでしょうか。 beyerdynamicのワイヤレスゲーミングヘッドセット「MMX 200 WIRELESS」が興味深い作りをしているんです。
こいつ、にょっきりと飛び出しているブームマイクを外した状態で電源を入れると内蔵マイクが目を覚まし、通話やボイスチャットができるんですよ。
ニュアンス豊かな声を生かしたい。さまざまな音がミックスされる戦場でもクリアな声で情報をやりとりしたい。そう思うならブームマイクを使うのが必然です。しかもMMX 200 WIRELESSはマイクユニットのサイズが大きく、しかも単一指向性で周囲のノイズを拾いにくい設計になっているんだもん。
でも、うるさすぎない場所でしゃべりの内容が伝わればOKというなら、内蔵マイクでもいいじゃんという割り切り。
そもそも近年のワイヤレスヘッドホン/イヤホンは、だいたい通話用のマイクを内蔵しています。その方向の技術はもうカバーしています。だったら軽さをオミットしても、ゲーミング以外の場所でも活用できるモデルを作りたい。そう思ったんじゃないかな、beyerdynamicは。
接続はドングルを用いた低遅延ワイヤレス/Bluetooth 5.3/USB有線。密閉型だけど周囲の音が聞き取れるオーグメンテッド・モード付き。
価格は4万9500円と高いけど、プロオーディオの世界で培ってきたヘッドホン技術を活かした設計で、「良い音がするヘッドセットが欲しい」という希望を叶えてくれそうですよ。
Source: beyerdynamic
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2024-02-25 09:00:00Z
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