スペンサー氏のメッセージは,以下のような内容となっている。
「皆さんの声は我々の耳に入っています。来週中にもビジネス戦略のアップデートについて話をしようと計画しており,Xboxプラットフォームの未来について,皆さんに詳細をお伝えできることを楽しみにしています。ご期待ください」
海外メディアThe Vergeが現地時間2024年2月5日未明にレポート(リンク。英語)しているが,2024年内のリリースがアナウンスされたばかりのBethesda SoftworksとMachineGamesによるアクションアドベンチャーゲーム「インディ・ジョーンズ/大いなる円環」(PC / Xbox Series X|S)が,数か月遅れてPlayStation 5向けにもリリースされるという“ウワサ話”が出ており,この発表はXboxユーザーから受けている不満への対応と思われる。
The Vergeは,以前にもTango Gameworksの「Hi-Fi RUSH」(PC / Xbox Series X|S)をデータ解析し,埋め込まれた情報からPlayStation 5やNintendo Switchにもリリースされるだろうというレポート(リンク。英語)を公開している。
近年のデベロッパの買収により,Xboxプラットフォームで切望されていたエクスクルーシブタイトルが2023年あたりから増えているが,それがライバルのプラットフォームでもリリースされるかも知れないということに,Xboxのファンが憤慨しているという構図になっているわけだ。
具体的にどのようなビジネス新戦略がスペンサー氏により報告されるのかは来週まで待つしかない。サティア・ナデラ(Satya Nadella)氏が率いる現在のマイクロソフトは,“サービス企業”としての立場を明確にしており,Xboxについてもハードウェアの売り上げを重要視せず,Xbox Game Passを柱とするサブスクリプションサービス化を色濃くしている。
例えば,iOS向けにも「Office」がリリースされているように,ゲームソフトも他社のプラットフォームで販売してサーバー管理費や手数料以上の儲けが得られればよいわけだ。さらには,より多くのプラットフォームでゲームを販売したほうが,高額化が止まらないゲームの開発コスト回収のリスクヘッジにもなるであろう。
ちなみに,ソニー・インタラクティブエンタテインメントも,Bungieから2024年内にも発売される予定であるリメイク版FPS「Marathon」を,PCおよびXbox Series X|S向けにもリリースすることをアナウンスしている。こうした動きはゲーム業界をあげてのトレンドになりそうで,スペンサー氏の来週の発表には注目しておきたいところである。
We're listening and we hear you. We've been planning a business update event for next week, where we look forward to sharing more details with you about our vision for the future of Xbox. Stay tuned.
— Phil Spencer (@XboxP3) February 5, 2024
https://news.google.com/rss/articles/CBMiNWh0dHBzOi8vd3d3LjRnYW1lci5uZXQvZ2FtZXMvNzY4L0cwNzY4NTYvMjAyNDAyMDYwNDMv0gEA?oc=5
2024-02-06 08:59:29Z
CBMiNWh0dHBzOi8vd3d3LjRnYW1lci5uZXQvZ2FtZXMvNzY4L0cwNzY4NTYvMjAyNDAyMDYwNDMv0gEA
Tidak ada komentar:
Posting Komentar