Selasa, 06 Februari 2024

フィル・スペンサー氏がXboxの今後のビジネス計画について来週にも説明を行うと明言。マルチプラットフォーム化のウワサに対する批判を受けて - 4Gamer.net

 マイクロソフトXbox Gaming部門のCEOであるフィル・スペンサー(Phil Spencer)氏が,Xboxの今後のビジネスの方針や将来的な計画について,来週中にも詳細を説明すると自身のXアカウント(リンク)で公表した。
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 スペンサー氏のメッセージは,以下のような内容となっている。

 「皆さんの声は我々の耳に入っています。来週中にもビジネス戦略のアップデートについて話をしようと計画しており,Xboxプラットフォームの未来について,皆さんに詳細をお伝えできることを楽しみにしています。ご期待ください」

 海外メディアThe Vergeが現地時間2024年2月5日未明にレポート(リンク。英語)しているが,2024年内のリリースがアナウンスされたばかりのBethesda SoftworksとMachineGamesによるアクションアドベンチャーゲーム「インディ・ジョーンズ/大いなる円環」PC / Xbox Series X|S)が,数か月遅れてPlayStation 5向けにもリリースされるという“ウワサ話”が出ており,この発表はXboxユーザーから受けている不満への対応と思われる。

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 The Vergeは,以前にもTango Gameworksの「Hi-Fi RUSH」PC / Xbox Series X|S)をデータ解析し,埋め込まれた情報からPlayStation 5やNintendo Switchにもリリースされるだろうというレポート(リンク。英語)を公開している。

 近年のデベロッパの買収により,Xboxプラットフォームで切望されていたエクスクルーシブタイトルが2023年あたりから増えているが,それがライバルのプラットフォームでもリリースされるかも知れないということに,Xboxのファンが憤慨しているという構図になっているわけだ。

 具体的にどのようなビジネス新戦略がスペンサー氏により報告されるのかは来週まで待つしかない。サティア・ナデラ(Satya Nadella)氏が率いる現在のマイクロソフトは,“サービス企業”としての立場を明確にしており,Xboxについてもハードウェアの売り上げを重要視せず,Xbox Game Passを柱とするサブスクリプションサービス化を色濃くしている。

 例えば,iOS向けにも「Office」がリリースされているように,ゲームソフトも他社のプラットフォームで販売してサーバー管理費や手数料以上の儲けが得られればよいわけだ。さらには,より多くのプラットフォームでゲームを販売したほうが,高額化が止まらないゲームの開発コスト回収のリスクヘッジにもなるであろう。

 ちなみに,ソニー・インタラクティブエンタテインメントも,Bungieから2024年内にも発売される予定であるリメイク版FPS「Marathon」を,PCおよびXbox Series X|S向けにもリリースすることをアナウンスしている。こうした動きはゲーム業界をあげてのトレンドになりそうで,スペンサー氏の来週の発表には注目しておきたいところである。

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2024-02-06 08:59:29Z
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