Selasa, 01 September 2020

サムスン、「Galaxy Z Fold2」を発表 - ケータイ Watch

 サムスンは9月1日(日本時間)、オンラインイベントを開催し、8月のGalaxy Unpackedで予告されていた折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold2」を発表した。

3機種目となるフォルダブルデザイン

 今回発表された「Galaxy Z Fold2」は、昨年2月にグローバル向けに発表され、国内でもauが10月から販売していた「Galaxy Fold」の後継モデル。「Galaxy Fold」は曲げられるAMOLED(有機EL)ディスプレイの特徴を活かし、折りたたむことができるフォルダブルデザインを採用したスマートフォンで、今年2月には縦方向に折りたたむことができる「Galaxy Z Flip」を発表しており、今回のGalaxy Z Fold2は3機種目となるフォルダブルデザインのスマートフォンになる。

 今回のGalaxy Z Fold2は、従来のGalaxy Foldの基本的なレイアウトを継承しながら、これまでの2機種でユーザーから得られたフィードバックを活かし、ディスプレイの大型化やそれを活かすユーザーインターフェイス、本体を開閉するヒンジのメカニズム、端末を途中まで開いた状態で利用する「Flex Mode」などを中心に、さまざまな改良が図られている。

 本体を開いた状態で利用するメインディスプレイは、従来モデルの7.3インチから7.6インチに大型化したQXGA+ Dynamic AMOLED 2X Infinity Flex Displayを搭載。画面サイズは約1.12倍拡大し、ディスプレイ周囲の額縁は約27%の狭額縁化を実現。ディスプレイのノッチをなくし、カメラをGalaxy S20シリーズなどと同じように、パンチホールに収めた「Infinity-O Display」とすることで、映像コンテンツを再生したときなどのさらなる没入感を高めている。

 ディスプレイそのものも進化を遂げており、屋外での視認性を高めるため、標準時の明るさは450nit、高輝度モードで700nit、最大輝度モードで900nitと、従来モデルよりも10%以上、明るくしている。

 メインディスプレイの表示は「アダプティブリフレッシュレート」の採用により、スムーズなスクロールとゲームなどでのなめらかな表示を実現している。アダプティブリフレッシュレートは表示するアプリに合わせ、リフレッシュレートを自動的に変更する機能。Webページなどの動きのない表示では11Hz、動画は24~120Hz、ゲームは48/120Hzといった具合に調整され、パフォーマンスを最大にしつつ、バッテリー消費を抑えることができる。

 本体と閉じたときに利用できるカバーディスプレイは、従来モデルの4.6インチから6.2インチに大幅に拡大しており、画面サイズは約1.63倍となっている。

 本体を開いたときのサイズは、幅が128.2mm、高さが159.2mmで、従来モデルの幅117.9mm、高さ160.9mと基本的なサイズ感はほぼ同程度にまとめられている。本体を閉じたときのサイズは、ヒンジ側が16.8mm、合わせ部分が13.8mmとなっており、従来モデルのヒンジ部が17.1mm、合わせ部が15.7mmに比べ、若干、スリムに仕上げられている。

 本体にはデュアルスピーカーが内蔵されており、本体を開いた状態での映像コンテンツの再生では、Bluetooth接続のスピーカーなどが必要ないほど、壮大なサウンドを楽しむことができる。

「Flex Mode」で多彩な利用を実現

 フォルダブルデザインを採用したGalaxy Z Fold2は、従来モデルに比べ、ヒンジを中心とした開閉機能が大幅に改良されている。開くときは力を必要とせずにスムーズに開けるように内部の機構を構成し、閉じるときは新たに改良が加えられた「Magnetic Support System」により、スムーズに本体を閉じ、完全に閉じた状態でもデバイスを安全に保護できるようにしている。ヒンジの開閉は20万回の動作が保証されており、1日100回の開閉でも約5年間は利用できる計算となっている。

 本体のヒンジ内には、Galaxy Z Flipでも採用された掃除ブラシがより小型化されたものが内蔵され、柔軟なブラシの動きにより、ホコリなどの侵入を防ぎつつ、内部をクリーンに保てるようにしている。

 Galaxy Z Fold2はヒンジが75度から115度の範囲で開いた状態で、自立できるようになっており、この状態で多彩な機能が利用できる「Flex Mode」が搭載される。たとえば、映像コンテンツ再生時は上部のディプレイに再生画面を表示しながら、分割された下半分の画面には、ビデオを操作するコントロール画面が表示される。ビデオプレーヤーアプリやYouTubeであれば、ビデオの再生や停止などのコントロール画面が表示される。

 また、Galaxy Z Fold2のネイティブアプリでは、Flex Mode時に上部にメインのユーザーインターフェイス、下部にアプリの操作を補完する画面が表示される。たとえば、ビデオコールのアプリでは上部に相手の画面が表示され、下部にはビデオコールのコントロール画面が表示される。カレンダーアプリでは上部に月表示、下部に選んだ日の予定のリストが表示されるといった具合だ。

背面トリプルカメラに加え、フロントカメラとカバーカメラを搭載

 本体の背面には、3つの12MPのイメージセンサーで構成されるトリプルカメラを搭載する。超広角カメラは12MPのイメージセンサーにF2.2のレンズ、広角カメラは従来モデルよりも1.65倍の大型化を図った12MPのデュアルピクセルイメージセンサーにF1.8のレンズ、望遠カメラは同じく12MPのイメージセンサーにF2.4のレンズを組み合わせる。メインディスプレイのパンチホール内には10MPのイメージセンサーとF2.2のレンズを組み合わせたフロントカメラ、カバーディスプレイ側にも同じく10MPのイメージセンサーとF2.2のレンズを組み合わせたカバーカメラを搭載する。

 これら5つのカメラはさまざまなシーンに応じた撮影を可能にする。たとえば、本体を開いた状態で人物を撮影するとき、一般的なスマートフォンでは被写体側には何も表示されないが、Galaxy Z Fold2では撮影者が操作することで、カバーディスプレイにもファインダーを表示することができる。しかも被写体のジェスチャーによって、シャッターを切ることもできるため、被写体の気に入ったポーズやタイミングで撮影することができる。

 また、自撮りについてはカバーカメラやフロントカメラでの撮影だけでなく、本体を開いた状態でカバーディスプレイにファインダーを表示して、メインカメラによる高解像度の撮影も可能。このリアカメラを利用した自撮りは、Galaxy Foldユーザーのフィードバックによって、実現されたものだという。

 基本的な撮影機能は、Galaxy S20シリーズやGalaxy Note20 Ultraなどのフラッグシップラインと同等のものが搭載されており、暗いところや夜間の撮影でも30枚のショットから細かいディティールを捉えた写真を生成できるNight Modeをはじめ、Galaxy Z Flipなどにも搭載された一度に動画や静止画を撮影できるシングルテイクも搭載される。

 ビデオについてはより高度な撮影のニーズにも応えるため、「Pro Video Mode」が搭載される。このモードではズームの速度や音声のステレオレベルを調整したり、ファインダー内にヒストグラムを表示したり、録音も本体の2つのマイクだけでなく、BluetoothやUSB接続のマイクの動作を設定できるようにしている。

 Galaxy Z Fold2のカメラは、Flex Modeでも有効に活用できるようにしている。カメラ起動時には画面の上部にファインダー、下部にシャッターや撮影モードの切り替えができるコントロール画面とサムネイルが同時に表示できる。ちなみに、Flex Modeでは端末を机などに置いた状態で撮影ができるため、夜景や室内など、光量が少ないシーンで撮影するときも常に安定した状態で撮影できるだけでなく、三脚などがなくても長時間露光やタイムラプス撮影を簡単にできるようにしている。Galaxy Z Flipでも好評を得たローアングルやハイアングルでの撮影にも有効となっている。

 Flex Modeでのカメラ利用では、新たに「Auto framing」と呼ばれる機能が追加されている。これはFlex Modeでカメラを机などに置き、動画を撮影するとき、ファインダー内の被写体に合わせ、自動的にフレームを切り替えることが機能になる。たとえば、ダンスなど、動きのある被写体をビデオで撮影しているとき、被写体の動きに合わせ、自動的にズームインしたり、ズームアウトすることができる。Auto framingはAIによる学習によって、ズームを切り替えており、カメラから被写体までの距離は約1.5~2.5m程度の範囲での撮影に有効となっている。

大画面を効率良く利用する

 Galaxy Z Fold2ではマルチアクティブビューにより、7.6インチのメインディスプレイを効率良く利用する機能が搭載されている。従来モデルでもカバーディスプレイでアプリを利用中、本体を開くとメインディスプレイで同じアプリを全画面で表示したり、複数のアプリを同時に利用できたが、Galaxy Z Fold2では3つのアプリを分割表示して、画面内に表示される「Divider Menu」から表示するレイアウトを切り替えることができる。同じアプリを複数、起動したり、アプリ間で画像やテキストをドラッグ&ドロップで貼り付けるといった操作も可能。

 たとえば、Officeアプリを利用中、Excelの表組をPowerPointのプレゼンテーションに貼り付けたり、MyFilesからOutlookのメールにファイルを添付するなどの操作もできる。複数のアプリを同時に起動しているとき、スクリーンショットを撮ると、それぞれのアプリのスクリーンショットを個別に撮ることができ、撮ったスクリーンショットを表示中の他のアプリに貼り付けることもできる。

 これらのアプリの動作はネイティブアプリだけでなく、GMSに搭載されるアプリ、サムスンと提携するマイクロソフトのアプリなどでもシームレスに利用することができる。大画面を活かしたユーザーインターフェイスは他にも用意されており、カレンダーを全画面で表示中、特定の日をタップすると、その日のスケジュールや新たなスケジュールの登録画面がポップアップで表示される。

ヒンジ部分をカスタマイズ可能

 Galaxy Z Fold2は従来のGalaxy Foldに比べ、ややスクエアなデザインが採用される。ボディカラーはMystic BronzeとMystic Blackがラインアップされており、なかでもMystic BronzeはGalaxy Note20 Ultraでも採用されているように、Galaxyの新しいテーマカラーに位置付けられている。

 カラーバリエーションは2色だが、本体を閉じた状態のヒンジ部分のカラーをカスタマイズするしくみが用意され、Metallic Silver、Metallic Red、Metallic Blue、Metallic Goldから選ぶことができる。

 本体には4500mAhのデュアルバッテリーが搭載されており、急速充電に対応。4500mAhという容量は2つのバッテリーの合計値となる。WPC/Qi対応のワイヤレス充電に対応するほか、Wireless PowerShareにも対応しているため、ワイヤレス充電に対応した他のGalaxyスマートフォンやアクセサリーに本体バッテリーからワイヤレスで給電することができる。

 チップセットは7nmの64ビットオクタコアプロセッサーを採用し、256GBのストレージ、12GBのメモリーを搭載する。ネットワークはLTE及び5Gに対応し、5GはSub6とミリ波(mmWave)の両対応となっている。SIMカードはnanoSIMカードに対応するほか、eSIMにも対応するが、発売する国と地域によって、SIMカードなどの仕様は変わってくる。Wi-FiはIEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax準拠で、UWBやBluetooth5.0にも対応する。生体認証は本体側面に備えられた指紋センサーによる指紋認証、カメラを利用した顔認証に対応する。

主なスペック
チップセット7nm 64bitオクタコアプロセッサー
メモリー12GB
ストレージ256GB
ネットワークLTE 5G(Sub6/ミリ波)
Wi-FiIEEE 802.11 a/b/g/n/c/ax UWB(Ultra Wide Band)
接続Bluetooth 5.0
SIMカードDual SIM(eSIM×1 nanoSIM×1)
※地域、オペレーターによって異なる
アウトカメラUltra Wide 12MP 1.12 μm、F2.2
Wide 12MP 1.8μm Super Special Dual Pixel AFOIS F1.8
Tele 12MP 1.0μm F2.4
インカメラ10MP 1.22μm F2.2
カバーカメラ10MP 1.22μm F2.2
バッテリー4500mAh デュアルバッテリー
Wireless PowerShare対応
オーディオHigh-dynamicデュアルスピーカー
寸法
(閉じた状態)
159.2×128.2×6.9~6.0mm
159.2×68.0×16.8~13.8mm
背板認証指紋センサー、顔認証

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2020-09-01 14:00:00Z
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