漫画家のサダタローさんが、思わずSNSでシェアしたくなる話題を漫画で紹介する連載「サダタローのシェアさせていただきますR」。ゲーム好きなサダタローさんは、これまでプレイステーション 4用ソフト「十三機兵防衛圏」や「FF7リメイク」、Nintendo Switch向けソフト「あつまれ どうぶつの森」など、自分がハマったゲームとその理由について語ってきました。
そんなサダタローさんが最近どハマりしてトロコン(トロフィーコンプリート)まで達成したゲームが、話題のプレイステーション 4用ソフト「GORST OF TSUSHIMA」(ゴースト・オブ・ツシマ)です。
GORST OF TSUSHIMAは、鎌倉時代の元寇(文永の役)から着想したオープンワールド型の時代劇アクションアドベンチャー。侵略を受けた対馬で主人公の侍・境井仁は元軍に果敢に立ち向かいますが、圧倒的な戦力差はどうにもなりません。島を守るため、侍の誉(ほま)れを捨て、暗殺や闇討ちを是とする邪道の兵「冥人」(くろうど)になる決意をします。「誉れは浜に捨てました」という名セリフには主人公の悲愴な決意が感じられます。
日本を舞台とした、しかも時代劇をモチーフとしたゲームを制作したのが海外のソフトウェアメーカーだったことも注目を集めました。サダタローさんは以前から洋ゲーやオープンワールドに苦手意識を持っていましたが、GORST OF TSUSHIMAは前評判の高さが気になって購入。その結果、漫画家の誉れと仕事を浜に捨て、邪道に落ちた冥人となり果てたのです。
でも、洋ゲーコンプレックスをこじらせていたサダタローさんを引きつけたGORST OF TSUSHIMAの魅力とは一体何だったのでしょうか。それは「親切で程よいゲームバランス」と「こだわりぬかれた和の表現」でした。
著者紹介:サダタロー
1998年にテレビ番組「トロイの木馬」出演をきっかけに漫画家デビュー。代表作は「ハダカ侍」(講談社、全6巻)、「ルパンチック」(双葉社、1巻)、「コミックくまモン」(朝日新聞出版、2巻)など。現在、熊本日日新聞他で4コマ漫画「くまモン」を連載中。Pixivはsadataro、Twitterは@sadafrecce。
連載:サダタローのシェアさせていただきますR
漫画家のサダタロー氏が、ITmedia担当Tと思わずシェアしたくなる話題のおもしろスポットやコンテンツを体験し、その様子を漫画で紹介していく。皆さんのシェアがサダタロー氏の原動力となる。
「誉れは浜に捨てました」
「なんちゃってジャパニーズ」じゃなかった
ゲームでは四季折々の美しい対馬の情景が描き出され、神社仏閣の佇まいも本当に美しいです。洋画や洋ゲーに多い「なんちゃってジャパニーズ」とは一線を画すクオリティーにサダタローさんは感動。でも、すぐに慣れてしまいました。
ゲームバランスの良さは、バトルからもうかがえます。正々堂々とした侍の戦い方から闇討ちのような冥人の戦い方に誘導していくバトルのバランスが絶妙で、武士の誉れを重んじる主人公の心情の変化もうまく表現できていたそうです。
対馬が舞台のため、オープンワールドといっても程よい広さだったことも好印象。アイテムの場所などを風や動物が教えてくれたり、ロード時間が短かったりとプレイヤーにストレスを与えない工夫が随所に見られました。
不満という不満を感じなかったサダタローさんですが、一方で斬新でトガった部分が感じられなかったのが少し残念だったそう。例えば「デス・ストランディング」をプレイしたときのような未体験のワクワク感はなかったといいます。
それでも広大なオープンワールドに苦手意識を持つ人たちの入門としてGORST OF TSUSHIMAは最適な「良ゲー」。数多くのゲームをプレイしてきたサダタローさんが誇りならぬ誉れを持ってオススメする1本になりました。
ちなみに、漫画内でサダタローさんが叫んでいる「ドーショー」は、ゲーム中の「トーショー」(伏せろ)と「どーしよう」をかけているのですが、ぶっちゃけ叫びたいのは担当編集「リモたん」のほうだったようです。
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2020-09-03 22:00:00Z
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