スマホのカメラとは思えない機能の充実っぷり。
今や、スマホでいくらでも素晴らしい写真を撮れる時代。カメラアプリについては、あまり深く考えたことがないかもしれませんが、iOSやAndroidに最初から入っている純正アプリばかり使っている必要はありません。スマホでレベル違いの写真を撮れる最高のカメラアプリが、サードパーティーから出ています。
そうしたアプリを使えば、撮影方法をもっと細かくコントロールできるほか、フィルターやエフェクトなどの機能も使え、スマホ上の他のアプリとも連携できます。GoogleフォトやAppleのiCloudはそのまま使えるので、必要であればクラウドに写真をバックアップできる点は今までと変わりません。
1. Manual
Manualは、iPhone純正のカメラアプリにないプロ級の設定機能が売りです。シャッタースピード、ISO、ホワイトバランス、フォーカスと露出をすべてマニュアルで調節できます。また、ビューファインダーのインターフェースには基本的なヒストグラムとフォトマップが組み込まれているので、フレームを決めるときや、画像を確認するときに便利です。
ダークやライトのテーマが用意され、EXIFビューアも内蔵しているうえ、三分割法のグリッドも表示できるので、被写体をグリッドの交点上に置けば、最高の絵になります(少なくとも、理論上ではそうなるのです)。アプリ自体がすっきりしていて、直感的に使える点も高評価です。
•iOSアプリ(3.99ドル(490円))
2. Open Camera
機能満載なのに、扱いにくくも、わかりにくくもない。Androidをお使いであれば、Open Cameraは、サードパーティーのカメラを選ぶ有力な選択肢のひとつです。IOS、ホワイトバランス、露出など高度な撮影設定があるうえ、オートスタビライザーのオプションで、いつでも画像の水平を保つことができます。
各種のグリッドやフレームを画面に重ねる、カスタマイズした音声コマンドで撮影する、ファイルをRAWフォーマットで保存する、HDRのオンオフを切り替えるなど、とにかく機能が豊富です。それでいて、アプリは完全に無料です。便利だと思ったらぜひ開発者に寄付しましょう。
•Androidアプリ(無料)
3. Prime
Primeの目玉機能は、まずフォーカスピーキングです。ビューファインダー画面でフォーカスが当たっているところをハイライトする機能で、ちょうどいい構図を決めたり、背景をぼかすなどの特殊効果を与えたりできます。必要な場合には、出力オプションとしてRAWフォーマットも用意されています。
そのほか、フィルフラッシュ、シャッタースピードやホワイトバランスの手動調整、露出補正、フレーム決め中のライブ照度計などの機能が満載です。また、Apple Watch用の連携アプリも用意されているので、Apple Watchをリモコンとして使うこともできます。
• iOSアプリ(1.99ドル(250円))
4. Footej Camera 2
Footej Cameraは、Androidで使えるカメラアプリのなかで、スタイリッシュという点では間違いなくトップクラス。まるで、iOS版を思わせるデザインです(それがお好きかどうかは、さておき)。何よりも特筆すべきは、アプリを開けばいつでもお望みどおりの撮影ができる、充実した多機能ぶりでしょう。
ISO、シャッタースピード、フォーカスと露出の細かい調節などマニュアルコントロールが豊富で、RAWフォーマットもサポートされています。そして、いつでも便利なのが、カメラですぐGIF画像を作成できるオプションです。インターフェースは実にすっきりしていて、写真をレビューできるギャラリーも内蔵されています。
•Androidアプリ(アプリ内課金)
5. Camera+ 2
iPhone(およびiPad、iPod touch)用としては、これ以上のカメラアプリはないと言っていいかもしれません。撮影画面に組み込まれたマニュアルコントロール機能から、シャープネスなど圧倒的な編集機能まで、必要な程度に応じて機能を使い分ければ、理想の写真ができあがります。
カメラのセンサーがとらえた情報をもらさず記録するならRAWモード、できるかぎり長く露光したければスローシャッターモード、動きのある被写体にフォーカスを合わせるならアクションモード。使い切れないほど機能が豊富なので、写真にうるさいユーザーでも、きっと満足するはずです。
•iOSアプリ(3.99ドル(500円))
6. Camera MX
Android環境のカメラアプリとしては、しばらく前から重鎮と言えるCamera MXは、望みうるかぎりのあらゆる機能を詰め込み、それでいて、直感的で使いやすいインターフェースを採用しています。エフェクトやフィルターをその場で追加する、GIFをキャプチャする、HDRと自動最適化を使うなど、とにかく機能がいっぱいです。
撮影前にフォーカスと露出を調節する、グリッド表示で被写体をすべてうまく収める、内蔵のタイマーを使って時間差撮影をするなども可能です。そのうえさらに、むだのない動画機能も備え、撮影中にさまざまなフィルターを適用することもできます。
•Androidアプリ(アプリ内課金)
7. Instagram
ストーリーやインスタントメッセージ、ハッシュタグ、インフルエンサー……いろいろな機能や概念があるなかでつい忘れがちになるのが、実はInstagramがきわめて優秀なカメラアプリでもあるということです。用意されている撮影機能を少し調べてみれば、思っている以上に良いアプリだと気づくと思います。
Instagramには何十というフィルターが用意されており、その強度を調節できるほか、向き、明るさ、コントラスト、色、シャドウ、ハイライトなど編集機能も充実しています。見た目のいい写真を今すぐ撮りたいとき、Instagramは今でも最高クラスのアプリなのです。
•Androidアプリ、iOSアプリ(無料)
本ガイドは、2016年5月4日に投稿した元記事を、2020年4月29日現在でアップデートしたものです。最新のAndroidおよびiOSデバイスで使える新しいアプリを追加しています。
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2020-05-24 03:00:00Z
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