昨日,Epic GamesのCEOであるTim Sweeney氏は,同社の主要な競合会社であるSteam(※Valve)が,Epic Gamesの88:12の収益配分モデルへの対応にコミットすることを約束した場合,Epic Games Storeで有料エクスクルーシブを追求することをやめると語った。
「Steamがすべてのデベロッパやパブリッシャのために,大きな付帯条件なしで恒久的な88%の収益分配を約束したなら,(パートナーのコミットメントを尊重しつつ)Epicはすぐさまエクスクルーシブからの撤退を計画し,我が社のゲームをSteamに載せることを検討するでしょう」と氏は語り,Tweetした(参考URL)。
「このような動きは,PCゲームの歴史の中で輝かしい瞬間となるでしょう。そして,来るべき世代のほかのプラットフォームにも大きな影響を与えるでしょう」と氏は続けた。「そうすれば,ゲームデベロッパのIRS(※不明。internet retail shopか)よりも,ストアのほうが単に商品を購入するのにいい場所になる可能性があります」
Sweeney氏は,Steamでゲームを購入する際の70:30から80:20までの範囲の配分によるレベニューシェア(関連英文記事)とは対照的に,開発者が各購入の88%を受け取り,Epicが12%を受け取るという,Epic Gamesストアの収益共有モデルで 5000万ドル以上の収入を挙げたことに言及した。
ほかの部分で,Sweeney氏は,12%というのは「パートナーにとっての過当競争的取引」と,同社が運営する店舗の収益性を両立させるためにEpicが選択した取り分であると述べている。
Epic Games Storeの立ち上げ以来,以前のシリーズのリリース開始がSteamで行われるか,Steamでリリースが予定されていたゲーム(注目すべきケースではMetro Exodusの場合)のうち,多くのタイトルがEpicからのPCストア独占契約の支払いを受けてEpic Games Storeに移行している。これは批判も辞さずにEpic Gamesが立てた戦略だが,Epicのパブリッシング戦略担当ディレクター,Sergey Galyonkin氏は,同社は最終的には撤退するだろうと述べている(関連英文記事)。
先月,Sweeney氏は,同社がこれらの独占契約を成立させることができた理由は,Fortnite Battle Royaleの成功がもたらしたかなりの規模の軍資金によるものであることを認めた(関連英文記事)。今週初めのPolygonのレポートによると,この成功により,Epic Gamesの開発者側は大規模な修羅場に圧迫されており,従業員は1週間に通常70時間,最長100時間勤務,そして従業員が週末に仕事をするのを拒んだ場合は解雇されるなどが常習的に行われていたと報告されている(参考URL)。
http://jp.gamesindustry.biz/article/1904/19042602/
2019-04-26 08:58:00Z
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