Senin, 01 April 2019

Nintendo SwitchでVRゲームを簡単に自作可能なVR Kitの「Toy-ConガレージVR」が超絶パワフル過ぎて可能性しか感じないレベル - GIGAZINE

取材


ダンボールとNintendo Switchを使ってユーザー自身の手であそびをつくる「Nintendo Labo」には、プログラミングのように入力と出力をつなげて自分だけの新しいあそびをつくることが可能な「Toy-Conガレージ」なるものが存在します。2019年4月12日(金)に登場するVRゲームが楽しめる「Nintendo Labo Toy-Con 04: VR Kit」(VR Kit)には、自分の手で超絶簡単にVRゲームが作れる「Toy-ConガレージVR」が収録されており、これのデモンストレーションを任天堂の社員さんに見せてもらうことができたのですが、あまりにも強力過ぎてToy-Con以上の衝撃を受けました。

あそぶ| Nintendo Labo | 任天堂
https://www.nintendo.co.jp/labo/play/index.html?vrgarage#vr-kit

これが「Toy-ConガレージVR」の基本画面。Toy-ConガレージVRはなんと「自分でVRゲームを作ることができる機能」で、この画面が「VRゲームの設計図」となるわけです。


画面および使い方は基本的にVariety KitやRobot KitのToy-Conガレージと同じ。VR版に進化したからといってToy-Conガレージよりも難しい操作が必要ということは一切なく、操作自体は滅茶苦茶シンプル。

ちょっとしたアイデアと発想でNintendo Switchの遊び方が無限に広がる「Toy-Conガレージ」 - GIGAZINE


画面下部には左から「入力」「中間」「出力」が並んでいるので、ここから好きなものを出して指でつないでいくだけでOK。任天堂の社員さんによるデモンストレーションでは、最初に「出力」→「ひろば」→「キャラクター」→「ヒト」の順番にタップ。


すると画面上に「ヒト」と書かれた箱が出現しました。この状態で画面上部中央にある再生ボタンをタップすると……


自分が作成中のVRゲームが表示されます。画面上には出力した「ヒト」が立っているのみで、このままだと何も起きません。


そこで、続いて「入力」→「スティックをたおしたら」→「Rスティック」の順にタップ。


そして、スティックの「上下」をヒトの「前後」と、スティックの「左右」をヒトの「左右」とつなぎます。これで、「Rスティックをたおしたら、ヒトが動く」というプログラミングが完成。


再生ボタンを押してVRゲームを確認し、Joy-Con(R)のスティックを倒すとヒトを前後左右に自由に動かすことが可能になりました。ゲームにはあらかじめ物理演算エンジンが入っているので、入力や出力のブロックを配置するだけで簡単にVRゲームが作成できてしまうというわけ。こんな感じで自身の組み上げたプログラムがどんなVRゲームを作り出していくのかが逐一視覚的に確認できるというのが、Toy-ConガレージVRのポイントです。


ヒトを動かしてジャンプさせるだけならば、本当に一瞬で作ることができるとわかるのが以下のムービーです。

【Nintendo Labo】Toy ConガレージVR1 - YouTube

出力したヒトは、設定から移動基準を変更したり、大きさや移動スピード、ジャンプ力を細かく調整したりすることが可能。


ゲーム上に何かしらのオブジェクトを出力したい場合は、「出力」をタップすればOK。「出力」→「ひろば」→「おしゃれなモノ」→「しかくいおしゃれ」の順でタップすると……


「ハコ」が出現。複数のハコを無造作に置いて再生ボタンをタップ。


するとヒトの周りに木箱が出現しました。


出力したハコの設定から、「こわれる」を選択。


ヒトの設定では「こわす」を選択。


すると、ヒトが触れると木箱が壊れました。こんな感じでヒトに特定の「ふるまい」をセットすると、ヒトの色が変わります。なお、もちろんヒトのカラーは自由に変更できます。


さらに、「出力」→「ひろば」→「エフェクト 音」→「エフェクト(ワールド)」→「はなび」の順に選択。


画面上に「はなび」が登場しました。


次に、「中間」の中から「こわれたセンサー」を選択。


そして、「ハコ」→「こわれたセンサー」→「はなび」の順につなげます。


再生ボタンを押して、ヒトで木箱に触れて破壊すると……


少しわかりづらいですが、赤枠部分に花火が上がりました。こんな具合に出力・中間・入力の3つをパズルのように組み合わせるだけで、簡単に自分だけのVRゲームを作ることができるのがToy-ConガレージVRというわけです。


Variety KitやRobot Kitで楽しめたToy-Conガレージでは、ラーメンタイマーゲーム&ウォッチ、さらには3bit CPUなどさまざまなものを作り出す猛者が登場しました。元々プログラミングに精通した人たちが入力・中間・出力を巧みにつなげてこういったものを作り出していたのですが、素人が試しに作ろうとしても成果が見えづらいせいか、「なかなか凝ったものを作るのは難しそう……」という印象でした。しかし、Toy-ConガレージVRでは自分の作ったプログラムがどのように動作するのかを視覚的にいつでも確認することができるので、プログラミング初心者にとってはより楽しくつづけられそうなものに仕上がっているなと感じました。

また、ブロックをつなげてプログラミングしていくのが「成果が見えづらくて辛い」という人のために、「3D編集」機能なるモノも存在します。この機能を使えば自分の作っているVRゲームを出力しながらプログラミングすることができるので、「自分が何をしているかわかりづらい」プログラミングが、よりわかりやすくとっつきやすくなります。


加えて、「難しいプログラミングはちょっと……」という人のために、64個もサンプルゲームが用意されています。このサンプルはすべてどのようなプログラムで成り立っているのかチェックできるようになっているため、これを自分なりに改造して自作のVRゲームにしてしまってもOKです。

【Nintendo Labo】Toy ConガレージVR2 - YouTube

ちなみにToy-ConガレージVRで「ばくだんホッケー」の設計図を確認するとこんな感じ。


もちろん自作したVRゲームをVRゴーグルで体験することも可能です。ただし、前回のToy-Conガレージ同様、Toy-ConガレージVRで作ったプログラムを別のユーザーに共有するプラットフォームは存在しません。他人が作ったVRゲームを体験するのも楽しそうに思えますが、そういった機会が存在しないというのは少し残念。

このToy-ConガレージVRはなんと税別7980円のVR Kitだけでなく、VRゴーグルとバズーカToy-Conがセットになった「ちょびっと版」(税別3980円)にも付属しています。これなら約4000円でToy-ConガレージVRがプレイ可能で、それでいてバズーカToy-ConやVRゴーグルまで付いてくるということで、製品のクオリティだけでなくも価格面でも衝撃的でした。難易度的には前回のToy-Conガレージよりも高くなっているかもしれませんが、Toy-ConガレージVRは視覚的にVRゲームの仕上がりを確認しながらプログラムを組んでいくことができるため、モチベーション面を含めると「より取っつきやすいプログラミング」に仕上がっている印象です。

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https://gigazine.net/news/20190402-nintendo-labo-toy-con-vr-kit-garage/

2019-04-01 15:00:06Z
52781644988384

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