「声が出ないくらいの感動だ」。小惑星「リュウグウ」にクレーターを作るための弾丸衝突に5日、成功した探査機「はやぶさ2」。管制室がある相模原市の宇宙航空研究開発機構(JAXA)で記者会見した関係者たちは重圧から解放され、会場は喜びに包まれた。
「やってみないと分からず、繰り返しができない作業だけに綿密に計画してきたが、予定地点に衝突できた」。責任者の津田雄一プロジェクトマネージャは笑顔で語った。
爆発による損傷を避けるため機体を退避させることにも成功。津田氏は「はやぶさ2に『とにかく生きててよかったな』と声をかけたい」と安堵の表情を浮かべた。
弾丸を発射する衝突装置による作業は世界初の試みだった。開発を担当した佐伯孝尚(さいき・たかなお)助教が「胃に穴が開く前に成功してよかった」と笑いを誘う場面も。会見では「これ以上語ると涙が出る」と感極まるメンバーもいた。
「平成最後の大仕事になる」。本番前にこう語っていた久保田孝教授は「はやぶさ2は見事にやり遂げた。(5月以降の)採取が令和最初の大仕事になる」と意気込みを見せた。
http://www.sankeibiz.jp/business/news/190405/cpc1904052156006-n1.htm
2019-04-05 12:56:00Z
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