雷の世界記録、発表。
雷って長くても普通は2〜3秒しか続かないものです。でも2019年3月4日にアルゼンチンで起こった雷はまったくの別物でした。その持続時間、16.73秒で世界記録!
17秒って「へー」って感じかもしれませんが、実際に17秒雷が外で鳴り続けてるの想像したら、ちょっと恐怖じゃないですか? これまでの最長持続記録が2012年8月30日フランスで起こった7.74秒でした。やっぱ17秒、スゴイっす。
世界気象機関(WMO)によると、アルゼンチンの17秒持続した雷は、雷自体の全長も400マイル(643キロメートル)と超特大だったようですが、上には上がいます。2018年10月31日にブラジルで起こった雷はなんと440マイル(708キロ)の長さ。これ、ちょうど東京から岡山の距離です。日本の本土半分に一気に走る雷って想像するとスゴイもんです。
雷の起こる仕組みは簡単にこんな感じです。雲の中にある水蒸気が高く空に上がっていくにつれて氷の粒になっていきます。大きくなると重くなるので、次は地面に落ちていきます。上がっていく氷の粒と落ちてくる氷の粒がぶつかり合って摩擦を起こし静電気が発生・蓄積されます。そして雲は静電気を蓄積しきれず、放電します。それが雷です。
普通は3〜4キロくらいの長さが普通ですが、特異な状況が重なるとこのような「メガフラッシュ」と呼ばれる特大の雷が生まれてくるんだそうです。つい最近インドで起きた雷で100人以上が落雷に遭い命を落としました。世界気象機関(WMO)の新しい衛星で雷を観察する機能により、次に起こる雷を事前に予測することができるそうで、これにより安全に避難することが可能になりそうです。
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2020-07-04 10:00:00Z
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