Rabu, 01 Juli 2020

ポケモンGOのナイアンティック、参加型演劇のPunchdrunkと提携。複数のARプロジェクトを開発中 - Engadget日本版

Niantic

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ポケモンGOやIngressの開発運営元ナイアンティックが、英国の制作会社 Punchdrunk とのパートナーシップ締結を発表しました。

Punchdrunk は体験型演劇やイマーシブ(没入型)演劇と呼ばれる作品を手掛けてきた劇団とその制作会社。代表的な作品としては、ひとつのビル全体を舞台に、観客が作品の一部となって自由に歩き回り物語を目撃するスタイルの体験型演劇など。物語世界に入り込むように体験させる手法を活かして、VR作品やインタラクティブな映像作品も手掛けています。

ナイアンティックは現在ポケモンGO、Ingress、ハリー・ポッター:魔法同盟を運営していますが、三作品に共通する基盤技術「ナイアンティック リアルワールド プラットフォーム」の上で、新作ゲーム10作品以上を開発中です。

ナイアンティックの新作はポケモンのように既存の作品のライセンスを受けるもの、自社独自のオリジナル作品の双方を含み、スマートフォン向けに加えてウェアラブル端末向けのソフトも含みます。

ナイアンティックのゲームは最初の Ingress から、ただ位置情報と歩いた距離の要素をゲームに組み込むだけでなく、この現実には隠された真の姿があり、プレーヤーは世界の命運を巡ってリアルタイムに展開する見えない闘争に参加するという筋立てで、主人公として物語を体験する要素がありました。

ハリー・ポッター:魔法同盟も、ハーマイオニーやハリーを選んでゲームを遊ぶのではなく、プレーヤーはプレーヤー自身であると同時に実は魔法使いであり、現実社会に溶け込みつつ、魔法界の存在がマグル(一般人)に露見しないよう暗躍する設定です。

ナイアンティックによれば、Punchdrunk とのパートナーシップは複数のプロジェクトにわたる多面的な内容。「21世紀のオーディエンスに向けてストーリーテリングを再発明し、インタラクティブ・エンタテインメントの地平をさらに拡大する」プロジェクトとされています。

現在のナイアンティックのゲームは、現実世界が舞台とはいいつつも、スマホ上の平面マップを見て遊んだり、せいぜいカメラ画像を背景にポケモンを表示できる程度。

しかし技術としては、現実世界を精細な3Dモデルとして取り込む技術の 6D.ai を買収するなど、さらに高度なAR時代に向けて積極的な研究開発を進めています。

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Punchdrunk の体験型演劇は現実のロケーションで現実の役者が演じるものですが、いずれは体験型演劇の手法とナイアンティックのAR技術が、あるいはARメガネなど将来の技術が融合することで、さらにリアルな体験するゲームを誰もが遊べるようになるかもしれません。

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2020-07-01 22:32:27Z
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