ドライブ・オン・ザ・ムーン。
人類が最後に月に降り立ったのは、1972年12月のこと。当時はまだ高解像度ビデオカメラなんてありませんでしたから、冒険の一部始終を記録したのは解像度が低く画面の粗いアナログフィルムでした。ですから、地上にいた人々はその映像を見ても、いまいち臨場感を味わえませんでした。しかし、当時NASAが撮影した映像を最新AI技術によってアップスケールしてフレームレートを上げてみると、まるで実際に月にいるかのような体験ができるようになったのです。
12fpsのフィルム映像を60fpsの4K映像にアップグレード
先日、YouTubeチャンネルDutchsteammachineはアポロ16号のミッションで撮影された映像をアップロードしました。かなりリアルな月の様子が映し出されていて、アポロの乗組員になった気分になれます。
この記録映像は月面探査車が、「ショーティ・クレーター」の縁にある「ステーション4」と呼ばれる地区まで移動する際に撮影したもの。16ミリフィルムで撮られた映像は、わずか12fps。これをDAIN人工知能プラットフォームにより4K解像度 、そして60fpsまでアップグレードしました。
今、ほとんどの人はテレビのモーションスムージング機能をオフにしていると思うのですが、この機能を使うべきところで適切に使ってやると、映像の印象ってこんなに劇的に変わるんですね。いいデモンストレーションになったんじゃないでしょうか。没入型VRゴーグルなんかなくても、月面車でドライブしているような気分に浸れますから。
この映像には、同じミッションに参加する宇宙飛行士の音声が同期されていて、文字どおり雲の上の存在である彼らを身近に感じることもできます。あの着ぐるみみたいな宇宙服のせいでしょうか、アポロの乗組員ってなんかSF映画のキャラクターのような感じがしますもんね。
でも、このミッションに参加する彼らの会話やナレーションを聞いていると、まるで日曜日の午後に友人同士が集まって楽しくドライブしているような…、そんな人間味を感じます。地球から38万km以上離れた、はるか遠い場所のドライブですけどね。参加してみたい方はぜひ、YouTubeをチェックしてみてください。
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2020-07-15 13:00:00Z
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