Selasa, 21 Juli 2020

月のクレーター 約8億年前に多くできたか 小惑星破片降り注ぎ - NHK NEWS WEB

寺田教授のグループは、およそ8億年前に月に降り注いだ破片の元となる小惑星を探る分析も行い、小惑星探査機「はやぶさ2」が探査した「リュウグウ」と、元となる小惑星が同じだと考えられることも分かったということです。

小惑星は、宇宙空間でバラバラになると、徐々にほかの天体の重力の影響で軌道が乱されて、散らばっていきます。

散らばった破片の固まりの大きさや位置関係から逆算すると、元となる小惑星がいつ砕けたのか導き出すことができます。

研究グループは、過去のさまざまな研究データを元に、およそ8億年前に砕けた元となる小惑星を3つに絞り込みました。

月に残っているクレーターの大きさなどからさらに条件を絞り込み、一連の小惑星の破片の元となる天体は「オイラリア」という小惑星だと結論づけたということです。

砕けた「オイラリア」の破片の一つは「はやぶさ2」が探査した「リュウグウ」と考えられているということで、ことし12月に地球に届くカプセルに入ったとみられる「リュウグウ」の砂などを分析することで、月との関連がさらに解明できると期待されるとしています。

研究グループの1人で、東京大学大学院理学系研究科の諸田智克准教授は「『かぐや』も『はやぶさ2』も日本の探査機で、この2つをつなげる研究ができたのは感慨深い」と話しています。

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2020-07-21 22:05:58Z
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