AUSUは7月23日、ゲーミングスマートフォン「ROG Phone 3」を発表しました。ROG Phone 3はASUSのゲーミングスマホ第3弾となり、今回も現行最高レベルのスペックかつ、豊富な機能を備えたモデルに仕上がっています。
本記事では事前にASUSから受けたブリーフィングを元にROG Phone 3について紹介していきます。
まず簡単にROG Phone 3の特徴をまとめると。
・クアルコムの最新SoC「Snapdragon 865 Plus」を搭載
・外付けファン「AeroActive Cooler 3」で冷却
・ディスプレイのリフレッシュレートは144Hz、タッチレイテンシーは25ms
・バッテリー容量は6000mAhで「PUBG Mobile」を最大9時間プレイ可
・横持ち時にL1/L2 やR1/R2のような操作ができる進化した「AirTrigger」を装備
・ROG Phone IIとほぼ同じサイズだからアクセサリの互換性アリ
・メインカメラのセンサーには64MPのSONY製「IMX686」を搭載
・広角、ポートレート、美肌効果もバッチリ
以降は「スペック」「ゲームプレイ」「アクセサリ」「カメラ」を中心に機能などをご紹介します。
スペック
記事制作にあたりAUSUからサンプルお借りすることができました。ただし、開発中のサンプルの為ネットワークへの接続やベンチマークテストなどは実施できません。外観の撮影とカメラのテストのみに使用しています。
ROG Phone 3はクアルコムの最新SoC「Snapdragon 865 Plus」を搭載しています。現行の「Snapdragon 865」の性能向上版という位置付けで、CPUの最大動作周波数が10%向上し3.1GHzに、GPU性能も10%向上しています。さらに、Wi-Fiの最大通信速度が1.7Gbpsから3.6Gbpsに向上しています。
加えて、新設計された冷却ファン「AeroActive Cooler 3」が付属します。クリップのように本体に取り付けることで高負荷のゲームをプレイする際などに発生する熱を効率よく逃してくれます。ASUSによれば、AeroActive Cooler 3を装着することでCPU周辺の部分に相当する本体背面の表面温度が4度低くなるとのこと。また、3.5mmのイヤホンジャックを備え、新たに自立できるスタンドも備えています。
ディスプレイは6.6インチで、リフレッシュレートは144Hz、タッチレイテンシーは25ms、スライド操作時のレイテンシーは18msを実現。加えて低ブルーライトの加工も施されています。
また、ゲームプレイで気になるのはバッテリー。5Gに対応して前モデルと同じサイズを維持しながらもバッテリー容量は6000mAhを確保。省電力面でもアップデートが施されており、ディスプレイが200nits / 60Hz表示の場合「PUBG Mobile」で最大9時間、「アスファルト9」で最大9.5時間もプレイ可能だそう。また、充電用には30Wのハイパワーチャージアダプターが用意されています。
安定した通信を実現するために4つのWi-Fiアンテナを搭載しています。これは、ゲームプレイの為の横持ちや普段使いの縦持ちなど様々な持ち方を想定して、本体の向きに関係なく電波を拾う為の工夫とのこと。
ブリーフィングでは、これらのスペックが如何にスゴイのかを他社のハイエンドスマートフォンと比較していましたのでその模様をご紹介します。
まずはベンチマーク
Antutu
[ROG Phone 3] 655306
[OnePlus 8 Pro] 584598
[Samsung S20 Ultra] 569945
GeeKbench(single core)
[ROG Phone 3] 1002
[OnePlus 8 Pro] 891
[Samsung S20 Ultra] 840
GeeKbench(multi core)
[ROG Phone 3] 3473
[OnePlus 8 Pro] 3251
[Samsung S20 Ultra] 3108
「構成や発売時期が……」といってしまえば元も子もないですが、現状では圧倒的なスペックを備えています。
ゲームプレイ
シューター系タイトルなどの射撃ボタンを割り当てることができ、コンシューマーなどのコントローラーと似たポジションでの操作ができる「AirTrigger」機能もアップデート。「AirTrigger 3」となりました。
これまであったタップ操作とスライド操作に加えて4つの操作が可能になります。センサーを作動させない「Finger resting」、すばやくタッチを移動できる「Swipe」、 コントローラーでいうL1/L2 や R1/R2のような使い方ができる「Dual partition buttons」、センサー押し込みで連打ができる「Continuous trigger」が追加されます。
ROGのゲーミングデバイスではおなじみのゲームポータル「ASUS Armory Crate」も搭載。バッテリー寿命を長持ちさせるための設定などはもちろんのこと、上級者向けの機能として特定のゲームに対してCPUやGPUの稼働や温度などを詳細に設定できます。
また、快適なゲームプレイをサポートする「Game Genie」という機能もあります。ゲームプレイ中にスワイプで機能を呼び出して、「リフレッシュレートの変更」「通知のブロック」「スクリーンレコーダーの開始」「バックグラウンドの使用されなくなったRAMを解放」などの操作が可能です。
アクセサリ
ROG Phone 3のアクセサリについての発表もありました。注目すべきは、ROG Phone IIのサイズを踏襲しているためAeroActive Cooler以外すべてのアクセサリに互換性がある点。なので、ROG Phone IIを所有していた方は、揃えていたアクセサリを引き継ぐことができるのです。
ROG Phone IIで展開されていた豊富なアクセサリ群については下記の記事をご参照ください。
そのほかROG Phone 3と合わせて2つの新アクセサリの発表もありました。
ROG Kunai 3 Controller
Nintendo Switchっぽい見た目になる専用コントローラー。前モデルはKunaiという名の通り角ばっていましたが、今回は丸みを帯びた持ちやすい形状に変更。各ボタンは正確性や遅延、触感などのアップデートが施されています。付属品と組み合わせて3通りのプレイスタイルで遊べます。
ROG Gaming Clip
コンシューマー機向けコントローラーとROG Phoneをつなげるクリップです。PS4の「DUALSHOCK 4」、「Xbox Controller 3」、Googleのクラウドゲーミングサービス用の「Stadia controller」に対応する3つのマウントを用意しています。このアクセサリはROG Phoneだけでなく、幅が69〜80mmのスマートフォンに対応しています。
カメラ
ROG Phone 3はカメラ機能についても余念はありません。リアのメインカメラのセンサーには64MPのSONY製「IMX686」を搭載。加えて、13MPで125度の広角カメラとマクロカメラを備えた3眼仕様となっています。撮影した作例をご紹介します。
ゲームプレイ用途としては現状最高峰の仕上がりの「ROG Phone 3」気になるのは日本での展開です。ブリーフィングの招待や開発中のサンプルを日本の編集部に貸すなどの対応や、これまでのROG Phoneシリーズも日本で展開してきたことなどを考えると上陸の可能性は高そうです。続報を期待しましょう。
関連リンク:ASUS
https://news.google.com/__i/rss/rd/articles/CBMiOGh0dHBzOi8vamFwYW5lc2UuZW5nYWRnZXQuY29tL3JvZy1waG9uZS0zLTE1MDAwMzY0Ny5odG1s0gE7aHR0cDovL2phcGFuZXNlLmVuZ2FkZ2V0LmNvbS9hbXAvcm9nLXBob25lLTMtMTUwMDAzNjQ3Lmh0bWw?oc=5
2020-07-22 15:05:52Z
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