今回は、子どもからお年寄りまで誰もが楽しめる「木星の環」について。土星の環には及ばないが、それでも環には変わりない。高校の科学の授業では聞き逃していたかもしれない、ちょっとした小話とともに紹介する。
木星の環は以前から理論的には存在するとされてきたが、実際に発見されたのは惑星探査機「ヴォイジャー[関連記事]」がこの太陽系の巨星を通過した1979年のことだ。そして2018年には、木星探査機「ジュノー」が、接近観測の際に環の内側を飛行した。
ここで少し木星を離れ、およそ2万光年彼方にある超新星の残骸を見てみよう。恒星は静かに死んでいくこともある。そうした星々は最終的には冷え切り、赤色巨星に変化する(われわれの太陽も、いつの日かその運命に見舞われるだろう)。
別のケースでは、終焉はそれよりもはるかにドラマチックに訪れる。星が自ら崩壊し、宇宙でもひときわ猛烈な事象を引き起こすこともあるのだ。今回紹介する超新星残骸「G54.1+0.3」は、まさにそれを引き起こし、大量のガスと物質をまき散らした。
深宇宙の暗い謎
かつて恒星だったものが内部崩壊すると、中性子星が生まれる。中性子星は、宇宙でもとりわけ密度の大きなタイプの星だ。わずかティースプーン1杯が、山ひとつぶんもの質量に相当する。
複雑なものになりうるのは、死だけではない。オリオン座で発見された有名な星のゆりかごでは、新たな恒星の誕生に伴って、一種の自然選択のようなものが進行している。新たな恒星になったかもしれない物質が、恒星風によって、文字どおり吹き飛ばされているのだ。
兄弟のような星の誕生を阻害するとは、奇妙な話のように思える。とはいえ、そうやって吹き飛ばされた物質が巡り巡った結果、現在の木星に環が存在しているというわけだ。
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https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190408-00010000-wired-sctch
2019-04-07 23:13:22Z
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