Kamis, 09 Juli 2020

第10世代Core i9で性能も冷却もデザインも妥協なし、ASUSコラボのハイエンドゲーミングPC「ZEFT ASX2」 - ASCII.jp

ASUSが動作認定した「Powered BY ASUS」を取得、PCケース「ASUS ROG Helios」採用

2020年07月10日 14時00分更新

文● 宮崎真一 編集●八尋/ASCII

「ZEFT ASX2」

 パソコンショップSEVENを運営するセブンアールジャパンが、ASUSとコラボレーションしたゲーミング向けデスクトップパソコン「ZEFT ASX」。ASUSが動作認定した「Powered BY ASUS」を取得し、高性能と高い安定性を誇るパソコンに仕上がっていた。そんな、ZEFT ASXが、第10世代Coreプロセッサーを採用してパワーアップ。「ZEFT ASX2(ASUSコラボモデル)」と名付けられた最新モデルは、果たしてどのような特徴があるのだろうか。まずは、基本性能を抑えていこう。

ケースには変わらずHeliosを採用
CPUには第10世代のi9-10900Kを搭載

 まずは、ZEFT ASX2のスペックから紹介しておこう。CPUには第10世代Coreプロセッサとなる「Core i9-10900K」(以下、i9-10900K)を採用している。GPUには、i9-10900Kとバランスが取れる「GeForce RTX 2080 SUPER」を搭載。

 ハイエンドのCPUとGPUだけに、ゲームパフォーマンスの高さが期待できる。CPUの冷却には、ASUSの簡易水冷クーラー「ROG STRIX LC 360 RGB」が装着されており、ラジエーターは360mmサイズで、i9-10900Kの冷却にも抜かりはない。

CPU-Z(version 1.92.2)の実行結果

NVIDIAコントロールパネルからシステム情報を確認したところ

簡易水冷クーラーにはROG STRIX LC 360 RGBを採用

360mmサイズのラジエーターには120mm角ファンが3基搭載されている

 続いてZEFT ASX2の外観だが、ケースにASUのゲーミング向けモデル「Helios」を採用しているため、ZEFT ASXから大きな変更点はない。そのため、全体的に黒色で統一されたシックな外観に、LEDが埋め込まれた強化ガラスのフロントパネルが印象的なモデルだ。もちろん、このLEDはASUSの制御ツール「ASUS Aura Sync」から、ビデオカードやファンまで一括して色や光り方を変更できるのは、従来どおりだ。

ASUS Aura Syncを利用すれば、ケースをはじめとしてマザーボードなどすべてのパーツのLEDを一括して変更することが可能

全体のLEDを赤く点灯した様子。ケースを始めとして点灯する箇所はかなり多めだ

 天板は一面メッシュ構造を採用しており、その直下に360mmサイズのラジエーターが搭載され、そのエアーが抜ける構造だ。また、天板には50kgまで耐えることができるという布製のハンドルが貼付されており、ケースだけで公称18kgというかなりヘビー級な筐体だけに、設置や移動という際にこのハンドルはかなり重宝する。

天板は一面メッシュ構造で簡単に取り外すことが可能。天板の下にはすぐラジエーターが設置されており、メンテナンス性は良好

 また、天板のフロント寄りにはUSB 3.1 Gen.1×4、USB 3.1 Gen.2(Type-C)に加え、ヘッドフォン出力ジャックとマイク入力ジャックを搭載。天板にUSBが5系統も用意されている点は、かなり使いやすい。さらに、ユニークな点は、LEDコントロールボタンのほか、ファンのい回転数制御ボタンが用意されていることだ。これらもZEFT ASXから変わらない特徴ではあるが、使い勝手は申し分ない。

USBが5系統用意されている点はかなり使いやすい

 サイドパネルは、左右の両方とも強化ガラスを用いた内部が見えるタイプ。左側面のサイドパネルを外して内部を確認していくと、ラジエーターが天板に設置され、内部空間はかなりスッキリとした印象だ。とくにCPU周りやビデオカード後方の空間は広々と確保されており、メンテナンス作業もかなり行ないやすい。

左側面のサイドパネルを外したところ

 ビデオカードには、ASUSの「ROG-STRIX-RTX2080S」が搭載され、カードの重量はかなりあるのだが、Heliosではカードステイが用意されているため、マザーボードへの荷重負荷も心配する必要はない。フロントパネルには120mm角ファンを3基搭載するほか、背面にも140mm角ファンを1基装備。ラジエーターのファンと合わして、冷却にはかなり配慮なされている。

ビデオカードのROG-STRIX-RTX2080S。ステイにより支えられているためカードの重量でマザーボードが損傷することもない

フロントパネル側には120mm角ファンを3基搭載

 ストレージはNVMe接続でM.2タイプのSSDを1TB装備。マザーボードにはASUSのIntel Z490チップセットを採用したASUS「ROG STRIX Z490-E GAMING」を搭載することで、有線LANに2.5GbEを、無線LANにWi-Fi 6をそれぞれサポートしている。最新世代の製品らしく、ネットワーク機能もかなり豪華だ。電源ユニットには、80Plus Gold認証を受けた定格出力850WのCoolerMaster製「V850」を採用。これだけハイスペックな仕様でも十分な電力供給が確保されている。

背面の様子。マザーボード側に映像出力端子が用意されているが、ZEFT ASX2ではカード側のみが利用可能。また、有線LANポートは2.5GbE LANをサポートしている

電源ユニットはダクト構造になっており、内部のエアフローと隔離されている

電源ユニットの吸気孔を始めとして底面には防塵フィルターが装着されている

取り外せるのでフィルターを水洗いするといったことも可能だ

価格は35万円弱だが
スペックに妥協しないユーザーには魅力的

 以上のように、ZEFT ASX2は外観こそZEFT ASXを踏襲しているものの、その内部はまったくの別物といっていい。さすがに価格は34万9800円(7月10日現在)になってしまうものの、これだけハイスペックなら納得がいく価格ではないだろうか。スペックに妥協を許さない最新製品がほしいといったユーザーにとって、ASUS製品でまとめあげられたこのZEFT ASX2は、かなり魅力的な1台だろう。

 では、これだけのスペックで、ゲームはパフォーマンスはどの程度高いのだろうか。気になるZEFT ASX2のポテンシャルについて、別記事で実際のゲームでテストして確かめてみたい。

CPU Core i9-10900K(定格クロック3.7GHz、最大クロック5.3GHz、10コア/20スレッド、キャッシュ容量20MB)
グラフィックス ASUS ROG-STRIX-RTX2080S-A8G-GAMING(Geforce RTX 2080 SUPER、2スロット使用)
メモリー 16GB PC4-21300(DDR4 SDRAM、8GB×2)、スロット数4のうち2スロット使用
ストレージ 1TB M.2 SSD(Crucial P1、NVMe)
PCケース ASUS ROG Helios
CPUクーラー ASUS ROG STRIX LC 360 RGB
マザーボード ASUS ROG STRIX Z490-E GAMING(Intel Z490チップセット)
有線LAN 2.5GbE LAN
無線LAN Wi-Fi 6対応無線LAN
電源ユニット CoolerMaster V850(定格出力850W、80PLUS Gold認証)
OS Windows 10 Home(64bit)

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2020-07-10 05:00:00Z
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