Appleは7月10日の未明(日本時間)、iOS 14とiPadOS 14のパブリックベータを配信開始しました。パブリックベータはベータ版ではありますが、先行して行われた開発者向けのベータ版とは違い、誰でもインストールし試すことが可能です。早速、iPhone 11 Proにインストールしてみたのでその手順を紹介します。
パブリックベータも開発途上のバージョンには違いなく、登録者からのフィードバックを元に、ソフトウェア品質の向上を目的としています。このため、業務で利用していたり、メインで利用している端末での試用はオススメできません。バックアップを取った上で、データが消えても困らないサブ機での試用を推奨します。
まず、パブリックベータをインストールするには、Apple Beta Software Programに登録する必要があります。とはいっても難しいことはなく、サイトにアクセスしてApple IDを登録するだけです。
登録すると、beta.apple.com/profileから構成プロファイルをダウンロード出来るようになります。ダウンロードは実際にパブリックベータをインストールするデバイスで行います。
ダウンロードが終了したら、設定画面からそのプロファイルをインストールします。
プロファイルをインストールすると、ソフトウェアアップデートからパブリックベータにアップデートが可能になります。
なお、ファイルサイズは4.72GBと大きいので、Wi-Fi環境は必須でしょう。ダウンロードしてインストール完了するまで、概ね40分前後の時間がかかりました。急いでいるときアップデートするのはやめたほうが良さそうです。
なお、同様の手順で、iPadにもiPadOS 14のパブリックベータをインストールできます。
あくまでベータ版ではありますが、短い試用時間の範囲では、特に不安定な場面はありませんでした。もっとも、そうした目立つ不具合はすでに解消しており、よく使わないと分からない不具合を洗い出すのがパブリックベータの目的でもありますが。
なんにしろ、Appライブラリや翻訳アプリ、ホーム画面のウィジェット対応など、新機能をいち早く試してみたい人は、バックアップを取った上でインストールしてみましょう。
※iOS 14 / iPadOS 14のパブリックベータの画面は、取材に基づく特別な許可を得たうえで掲載しています。
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2020-07-10 01:05:37Z
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